宮崎県の東国原(ひがしこくばる)英夫(そのまんま東)知事が、知事選で戦った対立候補の元経済産業省課長、持永哲志氏(46)、元林野庁長官、川村秀三郎氏(57)の2人に副知事就任を打診していたことが2日、複数の関係者の話で分かった。知事が対立候補に副知事就任を求めるのは極めて異例。
持永氏は取材に対し「私からは何も言えない。人事権者である知事に聞いてください」と話したが、後援会関係者らによると受諾に前向きな姿勢。川村氏は「直接に連絡を受けていない。打診があったとしてもお断りした」と述べた。
東国原知事は同日夜、記者団に「検討中としか申し上げられない」と述べるにとどまった。
持永氏は経産省を退官して平成15、17年の衆院選に立候補したが落選。17年衆院選は自民党公認だった。今回知事選でも自民、公明両党の推薦を受けて立候補したが東国原知事の約27万票に対し、約12万票で惨敗した。
知事は、15日から始まる県議会に副知事の人事案を提案するとみられる。県議会(定数45)では32人を占める自民党が最大会派で、円滑な議会
運営の実現を狙ったものといえそうだ。
県議会自民党会派の永友一美会長は「びっくりした。過去には触れない人選で、知事は大変な方だと思った。あっぱれな人選だ」と述べた。
東国原知事は当選直後の記者会見で、副知事を2人とすることを検討していると表明していた。